若杉隆平教授が「TPPと世界の中の日本」について特別講義を行いました

 本学国際地域学部1年生の必修科目「国際地域研究入門」の最終回で、若杉隆平・政策研究センター教授(国際経済学)が「TPPと世界の中の日本」について特別講義をおこないました。

 日本も署名したTPP(環太平洋パートナーシップ)協定が今後発効すると、関税や非関税措置が原則撤廃されるだけでなく、投資や競争のルールも標準化するなど、ゲームのルールが一変します。つまり、モノ・ヒト・カネをめぐる競争の舞台が変わることで、これまでの常識が通用しなくなります。

 新規に参入するプレーヤーにとって、ルールをまず熟知し、ときに自らルール・メイキングにも参画するという姿勢は、まったく新しい世界で生き残っていくうえで、欠かせません。

 夏休みを前にした学生のみなさんにとって、新潟県立大学で学んでいるあいだに、そうしたプレーのしかたを身につけようとするきっかけになったのではないでしょうか。

 なお、本講義は、大学院国際地域学研究科がその教育・研究の成果を広く学内に還元する「国際政治経済トーク」の一環でもありました。

 より高度なゲームの読み解き方やプレーのしかたに関心がある学生のみなさんは、(本学)大学院への進学を考えてみてはいかがでしょうか。新潟県立大学は「グローバル競争にひるまない積極的な人材の育成」を使命としています。

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