受験料・学費

受験料 30,000円
入学金 県内者(注) 141,000円
県内者以外の者 282,000円
授業料(年額) 535,800円

(注)本人又はその配偶者もしくは1親等の親族が、入学する日の1年以上前から引き続いて新潟県内に居住している(住民票がある)者

新潟県立大学大学院 奨学金制度(給付)

【対象】1、2年生   【給付人数】各2名  【給付金額】各225,000円(年額)

【募集時期】
4月入学、10月入学ともに10月

【備考】
・社会人特別選抜による入学生のうち、新潟県から授業料の給付を受けた(予定を含む)者は除きます。

※本件のお問い合わせは、教務学生課(TEL:025-270-1302)まで

学内進学者一貫プログラム<4+1制度>

本学学部を卒業した者を対象に、本学大学院入学後、最短1年で修士号を取得できる制度です。

※本件のお問い合わせは、教務学生課(TEL:025-270-1302)まで

長期履修生制度

修業年限は原則として2年ですが、長期履修生制度(2年分の授業料で3年間にわたり履修、課程を修了する制度)を実施しています。長期履修を希望される場合、以下の書類を事前に提出してください。

交換留学、単位互換制度

国際地域学研究科では、以下の国内外の大学院と交換留学、単位互換制度を有しています。

交換留学

フィリピン:フィリピン大学ロスバニョス校大学院

1908年に設立された国立大学であり、11の学部、約11,000人の学生を擁する総合大学でフィリピンのトップ校の一つです。マニラ首都圏から南に約70㎞とアクセスも良く、緑豊かなロスバニョス市に所在します。公共政策・開発学部の修士課程に留学し、国際開発等を研究することが可能です。

フィリピン:デラサール大学大学院

1911年に設立されたカトリック系の私立大学であり、8学部、約17,000人の学生を擁する総合大学でフィリピンのトップ校の一つです。同国の首都であるマニラ首都圏の中でも、政治経済の中心であり、歴史的建造物が多く、下町の風情を残すマニラ市に所在します。リベラルアーツ学部の修士課程に留学し、国際開発等を研究することが可能です。

単位互換

大分県別府市に本部を置く、立命館アジア太平洋大学大学院の国際関係、国際開発等の授業(英語)をオンライン等で履修し、本研究科の修了単位とすることが可能です。

科目等履修生

科目等履修生の募集は「最新情報」でご確認ください。

※本件のお問い合わせは、教務学生課(TEL:025-270-1302)まで

施設紹介

本大学院は、大学キャンパスに、院生用共同研究室、講義室、大講義室を備えた地上2階建ての大学院棟を2015年に新設しました。特に院生用共同研究室は、個々の学生が研究を行えるよう、個人用の机・椅子等を備えた専用スペースとし、論文作成、資料収集・分析を行うための環境を整備しています。大学院棟の研究室は24時間利用可能であり、充実した教育・研究の場を設けています。

修了後の進路

修了後の進路には次の3つのパターンがあります。

  1. 地域貢献型:地域(新潟県)に軸足を置き、国際環境を理解し、分析する能力を活かして、地域の活動をグローバルな次元に結びつける活躍。想定される就職先:地方公務員、観光業、製造業、金融、マスコミなど。
  2. 国際展開型:地域(新潟県)以外で、国内または海外において活躍。想定される就職先:官庁、製造業、サービス業、マスコミ、シンクタンク、海外の企業、国際機関。
  3. その他:国内外の博士課程へ進学。

院生・修了生紹介

院生紹介

中国出身

中国の大学で日本語学科を卒業しました。国際関係に興味があり、さらに日本語力伸ばしたかったので新潟県立大学に入学しました。国際的な視野から、世界の政治や経済を改めて見ています。そして、英語の能力がどんどん向上していることを実感しています。現在、私は日本と米国の犯罪率など国際社会問題を定量的に分析する研究をしています。ここでの勉強は、多くの優秀な友人、優しい先生方の政治・経済に関する知識や言語能力の助けを借りて、私の今後の国際的な視野を広げるために最善の選択だったと思っています。

新潟県立大学卒業
(4+1制度)

私は、学部3年生の時に「移民」や「ポピュリスト政党」に関心を持ち、さらに深く学びたいと思ったため、本研究科への進学を決めました。
学部時代とは変わって、授業の予習や復習が欠かせないため忙しいですが、自分の知らなかったことを多く学べるので充実した日々を送っています。普段は、多くの資料があり自主学習に集中できる図書館を利用しています。
本研究科は、自分の関心ごとを深く学び、研究する環境が整っています。みなさんもぜひ、本研究科で学んでみませんか。

社会人

これまで、国際政治について学ぶ機会はあまり多くありませんでしたが、機会に恵まれ、本研究科に入学することになりました。留学経験がなく、入学前は英語力に少し不安を感じていましたが、本研究科は日本語と英語の双方による履修が可能となっており、英語力を伸ばしつつ、国際政治について深く学ぶことができます。座学だけでなく、プレゼンテーションやディスカッションを通じて、実践的に学ぶ機会が多いことも大きな魅力のひとつです。どの分野においても国際社会との関わりが増えている昨今、本研究科で国際・地域の両方の視点で物事を見る力を身につけることは、きっと将来の糧になると考えています。

修了生紹介

新潟県立大学卒業
(4+1制度)

2021年度修了

私は、英語教育に焦点を当てた平和教育の可能性について研究しました。英語科の教員として平和教育を学校現場で実践したかったからです。大学院での授業は、国際政治や国際関係に関するものが主でしたが、全て平和教育の研究に活かされたと感じています。マイナーな研究分野ですが、突き詰めることで自分の強みを得られると実感しました。

ベトナム出身

2021年度修了

新潟での2年間は素敵な思い出であるとともに大変な日々でもありました。外国で勉強するのは初めての経験でしたし、Covid-19が世界中で猛威をふるっていたからです。それにもかかわらず大学では研究や社会生活に関して多くを学びました。また無料で開講されていた日本語の授業にも参加することができ、そこで日本語や日本文化について多くを知ることができました。日本人の友人、ベトナム人の友人、そしてそれ以外の友人たちから多くの助けを受けることができたことにとても感謝しています。新潟では自分の好きなことができ、そして多くの良き友人とも巡り会えることができました。新潟での日々は私の人生の中で最高のひとときでした。

社会人

2020年度修了

私は本研究科で統計分析の方法を学び、修士論文でも量的データを利用した研究を行いました。私は地方自治体に勤務していますが、近年の地方自治体にはグローバル化への対応やデータサイエンスの活用が求められており、本研究科で修士論文を英語で書いた経験や統計ソフトを用いてデータ分析を行った経験は、今後のキャリアに生きてくるものと考えています。

台湾出身

2019年度修了

本研究科での2年間を振り返って、予想していた学生生活より遥かに多彩で有意義な日々を送ることができたと思います。様々な体験を通じて、自分を絶えず磨くことができるこの大学とカリキュラムに感謝しています。日本人チューターとの交流も、違う文化と性格が共存する環境を感じることができ、客観的に自分を見つめる機会にもなりました。この旅道で一緒に歩いてくださった黒田先生や先生方のおかげで、修士論文を完成し、修了することができました。今後の生活にさらなる体験と挑戦を期待しています。

ロシア出身

2019年度修了

大学入学前から「日本とロシアの架け橋になりたい」と考えていました。その上で、国際地域や国際経済を学びながら2年で卒業できる大学を志望し、新潟県立大学を選びました。新潟県立大学はカリキュラムが充実しており、専門性の高い知識やアカデミックな経験を得られる環境が整っています。自分に合う講座を選び、少ない負担で効率よく学びたいことを学べるのも、本研究科ならではの利点だと思います。

ベトナム出身

2017年度修了

大学が速やかでタイムリーな情報提供をしてくれたおかげで、私の学業と生活全般が順調に進みました。先生方がそれぞれの専門分野において優れた知識を持ち、しかも驚くほど博学で、国際関係から経済学や社会問題まで教わることができました。またこの大学のシステムは学部と大学院とのつながりが思っている以上に強く、いい印象を持ちました。その繋がりのおかげで、学部生の講義を聴講することができ、いくつかの日本語コースを履修し、日本語を勉強できました。私のような日本語能力が限られている外国人留学生にとっては、この大学のプログラムを通し、友達を作ることができ、隠された新潟の魅力と地元での生活経験をするなど、貴重な機会でした。

社会人

2017年度修了

社会人として働きながら本研究科に通いました。学業と仕事の両立には困難もありましたが、研究室の仲間の支えや先生方のきめ細かなご支援のおかげで、無事、研究を進めていくことができました。本研究科の少人数のクラスの中で培った、年齢や職業、国籍の壁を越えた人脈は、学業や仕事の枠にとどまらず、私の人生にとってかけがえのないものとなりました。